貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金はニューヨーク安を受けて売り優勢とな ろう。銀はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(P GM)はプラチナがニューヨーク高と円安を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は42.00ドル安 の5127.08ドル、銀が95セント安の8722セント、プラチナが22.05ド ル高の2172.85ドル、パラジウムは26.82ドル高の1782.27ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=155.81/83円で、前営業日の 大引け時点から0.76円の円安。 12月限の寄り付き目安は、金が2万6500円前後、銀は444.0円前後、プラ チナは1万0680円前後、パラジウムは8600円前後。 【NY金は利食い売りが圧迫】 金はきのうの海外市場では、利食い売りが出て売り優勢となった。 金は利食い売りが圧迫要因になった。トランプ関税の不透明感が一服し、利食い売り が出た。米税関・国境警備局(CBP)は「1974年通商法122条」に基づき、 10%の関税の徴収を開始したと発表した。トランプ大統領が言及した15%ではなか った。ただホワイトハウス当局者の話として、15%への引き上げは後日実施されると 伝えられた。 2月の米消費者信頼感指数は91.2と、前月から2.2ポイント上昇した。労働市 場に対する認識の改善を背景に、市場予想の87.0も上回った。米アトランタ地区連 銀のボスティック総裁は、企業が業務効率化のために人工知能(AI)ツールを導入す るにつれ、米国は構造的に失業率が上昇する時期にあるかもしれず、その上昇は連邦準 備理事会(FRB)の利下げで必ずしも相殺できるとは限らないとの見方を示した。米 シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、インフレ率が米FRBの目標である2%まで低 下すれば利下げを再開する可能性があるが、生産性向上の見通しを理由に現時点で金融 緩和を行うのは危険だとの見通しを示した。 銀はきのうの海外市場では、金軟調につれ安となったが、押し目を買われた。 【プラチナは株高で押し目を買われる】 プラチナはきのうの海外市場では、株高を受けて押し目を買われた。 プラチナは株高が支援要因になった。人工知能(AI)による混乱への懸念が後退し た。AI新興企業のアンソロピックは、投資銀行や人事などの分野を対象とした複数の 新たな追加機能を発表した。トムソン・ロイター、セールスフォース、ファクトセット などのパートナー企業と共同開発したという。 <今日の予定> ・独国内総生産 2025年10-12月期確報(連邦統計庁) ・ユーロ圏消費者物価指数 2026年1月確報(EUROSTAT) MINKABU PRESS 東海林勇行
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