ドル買い一服も、中東有事を受けた不確実性は高い 株安・原油高など=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル買い一服も、中東有事を受けた不確実性は高い 株安・原油高など=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ドル買いが一服している。ただ、欧州株や米株先物・時間外取引は大幅安となっており、原油先物も高止まりしている。欧州債券市場では、社債発行が見送られている状況。中東有事の発生からまだ日が浅く、今後の行方はまだ読めない状況だ。市場参加者には慎重な姿勢がみられている。ドル円は一時157円台前半まで上昇したあと、157円台割れ水準へと小幅調整されている。ユーロドルは1.17台割れまで下落したあと、1.17台半ば近くまで反発。ポンドドルも1.33台前半に下落後、1.34台前半へと買い戻されている。散発的に中東での戦闘に関する情報が流れているが、事態の収束に向かう兆候はまだ見られていない。このあとのNY時間でのトランプ米大統領発言などが注目される。

 ドル円は157円付近での取引。先週末の中東有事発生を受けてドル買い圧力が優勢になっている。東京朝方の155.85付近を安値に買われ、東京午前に156.80付近まで上昇。しかし、その後は日経平均急落とともに円買いが持ち込まれ156.20付近へと反落した。東京午後からロンドン市場にかけては再びドル買いが強まり、157円台乗せから157.25付近まで高値を伸ばしている。ロンドン勢の本格参加後は上昇一服となり、157円台割れへと小幅に調整されている。

 ユーロドルは1.17台前半での取引。週明けオセアニア市場では先週末NY終値1.1812レベルから1.1780台へとギャップ・ダウンして取引を開始した。週末に米国・イスラエルがイラン中枢部を攻撃し、ハメネイ氏を殺害したとの報道を受けてドル買いが強まった。東京市場では1.17台後半で売買が交錯。ロンドン朝方には1.1790台まで買い戻される場面があった。しかし、ロンドン時間に入るとドル買い圧力が強まり、安値を1.1698付近に更新。その後は取引中盤にかけて1.1740台まで買い戻された。根強いドル高の動きも、局面ごとに調整が入る神経質な地合いとなっている。ユーロ円はオセアニア早朝の183.30付近を安値に、東京午後には184.69付近まで買われた。ドル円の上昇に沿った値動きとなった。ロンドン時間にはユーロドルの下落に押されて、183.70台まで一時反落。その後は184円台前半を中心に揉み合っている。ドル相場主導の展開にユーロ円は振り回されている。対ポンドでも方向感に欠ける揉み合い。

 ポンドドルは1.34台前半での取引。週明けは先週末NY終値1.3482レベルから1.3460付近にギャップ・ダウンして取引を開始。その後は1.34台前半から半ばで揉み合ったあと、ロンドン時間にかけて再びドル高に押された。ロンドン序盤には安値を1.3314付近に更新。その後は買戻しが優勢となり1.34台を回復している。有事のドル買い圧力が優勢も、神経質に売買が交錯している。ポンド円は東京早朝に209.12付近まで下押しされたあとは、ロンドン早朝にかけて210.54付近まで上昇。その後はロンドン序盤にかけて209.30台まで再び下落も、足元では210.50付近まで反発。激しい振幅となっている。ユーロポンドは0.8737から0.8788までのレンジで方向感無く振幅している。一連の英欧製造業PMI確報値などが発表されたが、特段の反応は見られず。先週末の中東有事発生で不安定な相場展開となっている。 
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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