【本日の見通し】ドル円はドル高円安継続を意識

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【本日の見通し】ドル円はドル高円安継続を意識
   
 イラン情勢を受けた有事のドル買いが進み、ドル円は157.75円まで一時ドル高円安となった。高値からは少し調整も157円台前半で東京朝を迎えるなど、ドル高の流れが続いている。
  
 米国とイスラエルによる攻撃で最高指導者が死亡したイランは、後継候補であるラリジャニ最高安全保障委員会(SNSC)事務局長やペゼシュキアン大統領が団結と報復を訴えており、徹底抗戦の姿勢を示している。事実上封鎖されていたホルムズ海峡についても、イラン革命防衛隊が封鎖を発表している。
  
 こうした状況が進むと、世界経済にも影響が出てくる。今朝のオセアニア時間に豪中銀総裁は同問題でインフレが進めば政策金利を引き上げざるを得ないと発表。米国でも原油高からのインフレが警戒されており、追加利下げ期待が後退する状況となっている。一方、日本経済にも厳しい影響が見込まれており、こちらは追加利上げの期待が後退する格好となっている。
  
 有事のドル買いに加え、日米金利差縮小期待の後退がドル買い円売りにつながっている。ドル円は上方向の意識が継続。ただ、158円台からはドル売り介入への警戒が強まる。市場が世界的なリスク要因で混乱する中での介入は通常よりもハードルが高いとみられるが、160円に近づくと介入が入る可能性はかなり高くなる。流れは上方向で、下がると買いが出る展開も、上値トライには慎重という展開を見込んでいる。
  
 有事のドル買いを受けてユーロドルは1.16台を付けてきている。流れはユーロ安ドル高方向と見られ、戻りでは売りが出る展開。中期的には1.1500ドルの節目をトライする可能性がありそう。
  
 ポンドドルも同様にドル買いの流れに上値が重い。ユーロポンドでのユーロ売りポンド買いもあって、動きが抑えられている。原油高が進む中、北海原油を有する英国はユーロ圏に比べて状況がましという意識がポンドを支える格好。ポンドドルは1.3400ドルを挟んでの推移。
  
 ユーロ円はドル主導で不安定な動き。ドル円の上昇を受けて一時184円台後半を付けたが、その後183円台へ落としてきている。この後も不安定な動きが続きそう。
  
 ポンド円は対ドルでポンドが比較的しっかりしている分、ドル円の上昇を受けてしっかり。一時211.38円を付けた。ただ、こちらも今後もドル主導の動きが見込まれる分、動きは不安定なものとなりそう。
  
MINKABUPRESS 山岡

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