有事相場の難しさ、円高と円安の両面が錯綜=ロンドン為替 今日のドル円相場は、157円台で神経質に売買が交錯しており、方向性を欠いている。中東有事といった通常とは異なる状況であり、円相場にとっての強弱の見方が分かれている。 ドル高・円安の面では、経済の不確実性が高まったことで日銀3月会合での利上げ観測が10%割れへと低下している点が指摘される。また、ファンダメンタルズ面からは原油高騰による貿易赤字拡大が、実需の円売り・ドル買い需要を喚起する面もあろう。 一方、ドル安・円高の面では、円安進行に対する政府・日銀の介入警戒が指摘される。また、いわゆるリスク警戒の円買いが喚起される可能性もありそうだ。輸入物価上昇、すなわちコストプッシュ型インフレ(悪い物価上昇)が経済への打撃となることも想定されよう。特に、有事が長期化した場合には、インフレや円安が日銀に利上げせざるを得ない状況に追い込む可能性がでてくる。 かなり時間軸が長短入り乱れているが、思惑で動くことが多い為替市場では上記の諸材料が同時に広がることもあり得るだろう。 USD/JPY 157.36
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