【本日の見通し】中東情勢にらみが継続、米雇用統計にも注意

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【本日の見通し】中東情勢にらみが継続、米雇用統計にも注意
   
 イラン紛争長期化を警戒した動きが広がっている。NY原油先物は一時82ドル台まで急騰。ダウ平均が一時1162ドルの大幅反落となるなど、リスク警戒の動きが広がった。ドル円は警戒感が後退していた東京午前に156.50円割れを付ける動きも、その後の有事のドル買いに157円85銭まで上昇。NY市場終盤に入っていったん調整売りが入ったが、157円50銭台で東京朝を迎えるなど、ドル高の地合いが続く。上値抵抗水準として意識される158.00円手前の売りが上値を抑えているが、ここを超えると上昇に弾みがつく可能性があり、160円を視野に入れた動きが想定される。
  
 今日は米雇用統計の発表が予定されている。中東情勢に市場の注目が集中しており、今週発表されたISMなどの米重要指標の結果に反応が鈍かったが、金融政策動向に影響を与える米雇用統計は反応が見られる可能性があり要注意。好結果に特に注意したい。イラン紛争長期化での物価高警戒が見られる中で、米雇用統計が強めに出ると、追加利下げ期待が後退する展開が見込まれ、ドル高に弾みがつく可能性がある。
  
 ドル円は157円台での推移を中心に、上下の動きを警戒。158円手前の売りが今日も上値を抑えきるようだと、週末を前にしたポジション調整を警戒。紛争で相場が不安定になる中、週末越しのポジション維持には慎重姿勢が見られるだけに、いったん調整が入る可能性は否定できない。
  
 ユーロドルは有事のドル買いに一時1.1559ドルを付けたが、1.1600ドル台を回復してきている。ドル円同様にドル高警戒が強いが、行き過ぎた動きにも警戒感がある。ユーロ安ドル高の意識は継続で、戻りで売りが出る展開が見込まれる。
  
 ポンドドルも同様に一時ドル高が進み、1.3300ドル割れを付けた。その後1.3360ドル台まで買い戻しが入るなど、こちらもNY午後に調整の動き。ユーロドル同様に地合いは下方向。1.3400ドル前後では売りが出る展開が見込まれる。
  
 ドル主導でクロス円はややはっきりしない動き。ユーロ円はドル円の上昇もあり一時183円台を回復。NY市場終盤に対ドルでのユーロの買い戻しもあって、高値を付けた後も、比較的しっかりした動きとなっている。ただ、この後もドル主導の展開が続くことが予想され、不安定な動きが続きそう。ポンド円は今週209円台前半がしっかりとなっており、上方向の意識がやや強い。昨日は一時210円台半ばを超える場面が見られた。もっともこちらもドル主導の展開の中で動きに勢いが見られず。この後も209円台半ばから210円台半ばを中心にした動きが見込まれる。
  
MINKABUPRESS 山岡

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