アジア株 上海株は下値限定的、中国は“同盟国 ”イランよりも米国を優先

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株は下値限定的、中国は“同盟国 ”イランよりも米国を優先

東京時間14:02現在
香港ハンセン指数   25038.51(-718.78 -2.79%)
中国上海総合指数  4077.68(-46.51 -1.13%)
台湾加権指数     31900.30(-1699.24 -5.06%)
韓国総合株価指数  5106.28(-478.59 -8.57%)
豪ASX200指数    8566.30(-284.70 -3.22%)
インドSENSEX30種  76768.75(-2150.15 -2.72%)

アジア株は全面安、米イラン戦争長期化とそれに伴う原油高騰・インフレ加速が懸念される。韓国株と台湾株は投げ売り状態。

米国もイランも攻撃を強化させており戦争は長期化する見通し、NY原油価格は時間外で一時1バレル=119ドル台半ばまで急騰した。

トランプ米大統領はイラン戦争は自身の支持層からかつてないほどの支持を得ていると主張。ヘグセス米国防長官は米国のイラン攻撃はほんの始まりに過ぎないとコメントしている。イランは「奇襲攻撃」を月曜日に実行する計画で、米国にとって今後より厳しい日々が待ち受けていると警告した。

イランはハメネイ師の次男モジタバ師を最高指導者に選出。モジタバ師は父から「指導者の教育」を受けて育ち、それは国家統治に役立つだろうとラリジャニ氏は語った。つまり、イランは米国と「最後まで戦う」ことを意味する。イラン革命防衛隊は新最高指導者に忠誠を誓い「完全な服従と自己犠牲の覚悟がある」と表明。

アジア市場ではエネルギー関連を除いてほぼ全ての業種が下落している。豪州市場では原油高騰によるインフレ加速を受け、早期の追加利上げ観測が高まっている。ブロック豪中銀総裁は3月会合は「ライブ」になると警告。

上海株は下落も下値は限定的。CPI加速と米中関係安定化への期待が支えとなっている。

中国2月の消費者物価指数は前年比+1.3%と前回の+0.2%から伸びが加速、2023年1月以来の高水準となった。市場予想の+0.9%も上回った。ただ、CPI加速は春節(旧正月)に伴う大型連休が影響したため一時的なものにとどまる可能性がある。消費者心理は改善しておらず、休み明けは再び財布のひもを締めるだろう。

米国とイランの戦争が激化する中、中国外相は「中米は誠意と善意をもって向き合えば、2026年を健全かつ持続的な関係の発展における画期的な年とすることができる」と語った。

中国は“同盟国 ”であるイランを見捨て米国との関係維持を優先するのだろう。トランプ米大統領と習近平国家主席の会談が成功すれば、関税休戦はさらに延長され、中国の経済安定化につながる。

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