東京株式(大引け)=1519円高、トランプ発言契機にリスクオフの巻き戻し

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 10日の東京株式市場は幅広く買い戻される展開となり、日経平均株価は5万4000円台を回復してこの日の取引を終えた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比1519円67銭高の5万4248円39銭と急反発。プライム市場の売買高概算は28億568万株、売買代金概算は7兆7116億円。値上がり銘柄数は1416、対して値下がり銘柄数は159、変わらずは20銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の急落の反動で広範囲の銘柄に買いが流入、日経平均も大きくリバウンドに転じた。トランプ米大統領がイランへの軍事攻撃が間もなく終結するとの見方を示したことで、これを材料視する形で前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに反発。東京市場もリスク選好の流れを引き継いだ。前日の米株市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4%近い上昇をみせたことを受け、半導体関連の主力株が商いを伴い買われ、これが全体相場に大きく貢献した。原油価格は急騰後に時間外取引で急落するなど荒れた値動きながら、原油高に対する過度な不安心理が後退したことも投資家心理に追い風となった。値上がり銘柄数は1400を上回り、プライム市場全体の89%の銘柄が上昇した。業種別では33業種中、鉱業を除く32業種が上昇。非鉄株の上げが目立っている。

 個別では、きょうも断トツの売買代金をこなしたキオクシアホールディングス<285A.T>が大きく切り返し、売買代金2位と3位に入った古河電気工業<5801>とフジクラ<5803>も大幅に上昇した。アドバンテスト<6857>も商いを伴い上値を追ったほか、レーザーテック<6920>の急騰が目立っている。JX金属<5016>が買われ、三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>など防衛関連も堅調。トヨタ自動車<7203>もしっかり。大崎電気工業<6644>、ダブル・スコープ<6619>、エンプラス<6961>が値を飛ばした。

 半面、リクルートホールディングス<6098>が安く、サンリオ<8136>が軟調、ローム<6963>も利益確定売りで大きく値を下げた。富士通<6702>が冴えず、ユニチカ<3103>も売りに押された。マネーフォワード<3994>が急落したほか、ラクス<3923>、SHIFT<3697>、Sansan<4443>、サイボウズ<4776>なども売られた。

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