前週は5200ドル水準で抵抗を受け、5000ドル台中盤まで下落する展開になっ た。イラン情勢は引き続き緊迫化しているが、地政学リスクで金相場を買い進むような 動きは限定された。それよりもインフレ懸念が米金利上昇・ドル高を促したことが、金 相場の上値を圧迫した。株式相場が不安定化したことで、キャッシュ化目的の売り圧力 も見られた。大きく値を崩すことはなかったが、2週連続で下落した。 今週もイラン情勢次第になる。このままイランの軍事紛争が続き、原油相場藻底堅く 推移すると、米金利上昇・ドル高の上値圧迫が続きやすい。5000ドルの節目を割り 込むリスクも想定しておく必要がある。一方、トランプ米大統領は戦闘の早期終結も示 唆しており、軍事作戦の目標達成として戦闘が終結に向かうと、米金利・ドルの上値が 重くなり、金相場は5200ドル突破を打診する可能性が浮上する。イラン情勢に対し て柔軟な対応が求められる。 予想レンジは4900〜5200ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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