【本日の見通し】イラン紛争への警戒感継続、米FOMCなども注意

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【本日の見通し】イラン紛争への警戒感継続、米FOMCなども注意
   
 昨日の海外市場はホルムズ海峡再開への期待などからドル高が一服。158円台を付ける展開となった。158.72円を付けた後、159円台をいったん回復するなどリスク警戒感は継続。イランの最高安全保障委員会のラリジャニ事務総長がイスラエルによる攻撃で死亡したことが報じられており、トップ不在で紛争が長期化するとの警戒感もあって、この後もイラン情勢を神経質ににらむ展開が続くとみられる。
  
 今日はNY市場午後(日本時間19日午前3時)に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表も予定されている。政策金利は据え置きで一致している。イラン紛争を受けた物価高が警戒される中、前回利下げに投票した2名の動向が注目される。ミラン理事は利下げ主張の継続とみられる。雇用情勢次第では据え置きに回ることを示唆したウォラー理事は、2月の雇用統計がサプライズな弱さを見せたことで、今回も利下げを主張することが濃厚も、かつての利上げ局面ではタカ派ととらえられていたように、情勢に合わせて金融政策で積極的に対応する姿勢を見せる理事だけに、据え置きに回る可能性がありそう。
  
 今回は参加メンバーによる経済見通し(SEP)が発表される回に当たっており、こちらにも注目。前回は年内あと1回の利下げがコンセンサスとなっていた。今回は据え置き派が増える可能性が高い。また、前回3名見られた年内利上げの見通しが今回増える可能性もありそう。年内据え置きの期待が強まるとドル買いが広がる。
  
 日本時間午前3時半のパウエル議長の会見では、イラン紛争を受けた物価高への言及がどのような形になるかなどが注目ポイントか。明日の昼には日銀金融政策決定会合の結果発表も控えており、中銀の姿勢への注目度が高い。
  
 ドル円はFOMCを控える中でNY市場まで大きな動きにはなりにくく、158円台から159円台でのレンジ取引が見込まれる。
  
 ユーロドルは海外市場でドル高一服を受けて1.1547ドルまで上昇。この後はFOMCや明日のECB理事会をにらんで1.15ドル台での推移が中心となりそう。イラン情勢で大きな動きが出ると流れが変わる可能性に注意したい。
  
 ポンドドルはユーロドル同様にドル高一服で1.33ドル台後半まで買い戻された。英中銀も明日会合を控えている。イラン紛争での物価高警戒から、それまでの年内2回の利下げ見通しから一転して、年内の利上げを見込む動きが強まってきている。今回は据え置きが濃厚。今回の会合では総裁会見なども予定されておらず、大きな材料にはなりにくいが、投票結果などでのタカ派姿勢がどこまで見られるかなどを注目する動きがあり、今日、明日は動きにくさがありそう。
  
 ユーロ円は対ドルでのユーロ買いに上昇。ポンド円も買いが強まった。円主導ではなく、ドル主導での動きの中で、欧州通貨買い・ドル売りが優勢となった流れを受けての展開。この後もドル主導が見込まれる分、動きはやや不安定なものとなりそう。
  
MINKABUPRESS 山岡

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