株価指数先物【引け後】 下へのバイアスが強まりやすい需給

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪6月限
日経225先物 52990 -1920 (-3.49%)
TOPIX先物 3573.5 -113.0 (-3.06%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(6月限)は前日比1920円安の5万2990円で取引を終了。寄り付きは5万3540円と、シカゴ日経平均先物(5万3465円)にサヤ寄せする形で売りが先行した。現物の寄り付き時につけた5万3290円を安値に、直後には5万3670円まで下げ幅を縮め、その後は様子見姿勢が強まるなかで、5万3370円~5万3670円辺りで保ち合いを継続。前引け直後につけた5万3710円を本日の高値に後場は下へのバイアスが強まり、終盤にかけて5万2840円まで下落幅を広げ、5万2990円と5万3000円を割り込んで取引を終えた。

 日経225先物は前日の急伸分を帳消しにする形になった。前場の時点ではナイトセッションでつけた安値(5万3140円)は割り込まず、足もとで支持線として機能している75日移動平均線(5万3050円)を上回って推移していた。ただし、日銀の金融政策決定会合では政策金利が2会合連続で据え置かれたが、利上げ路線自体は堅持する考えを示していることで、4月の利上げ観測が重荷になったようだ。

 また、中東情勢の緊迫化がリスク回避に向かわせるなか、三連休を控えていることもあってポジション圧縮の動きが強まる形になった。終盤にかけて75日線を割り込んできたことで、ロングの解消に向かわせたのだろう。

 ボリンジャーバンドの-1σは5万3590円、-2σが5万1660円に下がってきたが、75日線が抵抗線として意識されてくることで、-2σが射程に入ってくる可能性はある。さらに、9日につけた5万1160円が目先的なターゲットとしてショートが入りやすくなりそうだ。週足では13週線(5万4080円)を割り込んでおり、26週線(5万1700円)とのレンジに移行する可能性がある。

 イラン情勢が落ち着きをみせてくるようだと、強いリバウンドをみせてこようが、中東リスクを織り込みにくい状況である。押し目狙いのロングを慎重にさせる一方で、戻り待ち狙いのショートが入ることで、下へのバイアスが強まりやすい需給であるとみておきたい。

 NT倍率は先物中心限月で14.82倍に低下した。東証プライムの9割超の銘柄が下落しているが、アドバンテスト<6857>[東証P]やファーストリテイリング<9983>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]の影響が大きく、75日線(14.85倍)を割り込み、14.76倍まで下げる場面もみられた。米国ではNYダウの下落基調が続いており、52週線(4万5459ドル)が射程に入ってきている。同線を割り込んでくるようだと、NTショートに振れやすいだろう。

 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万6529枚、ソシエテジェネラル証券が9839枚、バークレイズ証券が5547枚、モルガンMUFG証券が2963枚、サスケハナ・ホンコンが2842枚、JPモルガン証券が2482枚、野村証券が2019枚、ゴールドマン証券が1820枚、SBI証券が1799枚、みずほ証券が1396枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が2万4481枚、ABNクリアリン証券が1万8157枚、バークレイズ証券が1万2926枚、JPモルガン証券が6066枚、ゴールドマン証券が5438枚、モルガンMUFG証券が4418枚、ビーオブエー証券が3108枚、BNPパリバ証券が2930枚、ドイツ証券が2082枚、サスケハナ・ホンコンが2037枚だった。

株探ニュース

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