[今日の視点]石油=上昇へ、停戦期待はまぼろしの可能性

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。中心限月の2026年8月限は2000〜3000円高程度を想
定する。停戦合意期待を背景にニューヨーク市場の引け後にかけて下げが強まっている
ものの、イランが米国の要求を受け入れて一時停戦やホルムズ海峡の封鎖解除に踏み切
る可能性は低い。仲介国であるパキスタンの信頼性も不透明である。トランプ米大統領
が提示した最後通牒の期限は本日の日本時間の午前9時で、今日も荒れた展開となりそ
うだ。
 イラン戦争が始まってからトランプ米大統領は最後通牒を繰り返しており、この期限
が迫ると攻撃を強めるというパターンが続いている。武力や威嚇で合意を迫ろうとする
米国をイランは幾度となく拒絶してきた。テヘランタイムズによるとイランは間接的な
対話も含めて交渉チャネルを完全に停止するという。米国の傲慢な態度がイラン戦争を
引き起こし、長期化させようとしているにも関わらず、トランプ米大統領はさらに長引
かせようとしているようにしか見えない。イラン革命防衛隊(IRGC)はこれまでの
自制を取り払って攻撃すると表明するなど、衝突の激化を想定すべきである。幾度とな
く浮上する停戦期待は、トランプ米大統領が原油高を抑制するための道具に近いのでは
ないか。
 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比4.94ドル安の108.01ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは107.06〜109.19ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:30 全世帯家計調査・消費支出 2026年2月(総務省)
【経済】14:00 景気動向指数 2026年2月速報(内閣府)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】17:00 サービス業購買担当者景況指数 2026年3月確報(Markit)
【経済】17:00 購買担当者総合景況指数 2026年3月確報(Markit)
◆ アメリカ ◆
【経済】4/8 04:00 消費者信用残高 2026年2月(FRB)
【工業】4/8 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】23:00 Ivey購買担当者景況指数 2026年3月(RISB)
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