[今日の視点]貴金属=続落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、続落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安を受けて売り優勢とな
ろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調となろ
う。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は22.25ドル安
の4694.13ドル、銀が65セント安の7545セント、プラチナが40.07ド
ル安の2006.70ドル、パラジウムは57.40ドル安の1467.60ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=159.70/72円で、前営業日の
大引け時点から0.08円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が2万4780円前後、銀は390.0円前後、プラチナ
は1万0170円前後、パラジウムは7900円前後。
【NY金はイラン戦争長期化の見方が圧迫】
 金はきのうの海外市場では、イラン戦争長期化の見方を受けて売り優勢となった。
 金はイラン戦争長期化の見方が圧迫要因になった。トランプ米大統領は、ホルムズ海
峡に機雷を敷設している船舶について、いかなる船舶でも攻撃するよう米海軍に命じた
と明らかにした。またイランとの合意について、米国にとって「適切で、有益な場合に
のみ」成立するとの考えを示した。一方、イランの政府系メヘル通信は、首都テヘラン
の一部地域で防空システムが「敵対的な目標」とされるものに対して作動したと報じ
た。
 米新規失業保険申請件数は21万4000件だった。前週から6000件の小幅増に
とどまり、4月の労働市場の安定が続いていることを示唆したものの、米イラン戦争に
起因する経済の不確実性と物価上昇は下振れリスクとなっている。市場予想は21万件
だった。4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.0と、前月の
50.3から上昇した。前月のほぼ横ばいから持ち直した一方、イラン紛争でサプライ
チェーン(供給網)が混乱し、サプライヤーの納入遅延が長期化したほか、販売価格指
数は約4年ぶりの高水準となった。

 銀はきのうの海外市場で、イラン戦争の長期化見通しや金軟調を受けて売り優勢とな
った。
【NYプラチナはドル高や金軟調が圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。イラン戦争長期化の見方を受けてド
ル高に振れた。トランプ米大統領の強硬姿勢に変わりがないことや、イランがホルムズ
海峡で貨物船を拿捕した映像が公開され、対立は激化している。
<今日の予定>
・消費者物価指数 2026年3月(総務省)
・独景況感指数 2026年4月(ifo)
・英小売売上高 2026年3月(国立統計局)
・米耐久財受注 2026年3月速報値(商務省)
・米消費者信頼感指数 2026年4月確報値(ミシガン大)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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