【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における6月 30日時点の大口投機家の売り越しは665万6271枚となり、前週の662万 0246枚から拡大した。取組高合計は4988万3376枚となり、前週から10万 1816枚(0.2%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.1%増、債券 合計が1.4%増、為替合計が0.6%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 8.1%減、エネルギー合計は0.1%増、金属合計は0.1%減となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式、債券で新規買いが新規 売りを上回って売り越しを縮小した。為替は手じまい売り、新規売りが出て売り越し (ドル買い)を拡大した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、中東情勢の不透明感が高まったが、米国とイランの間接協議が行われ、先行 き懸念が後退した。一方、予想以下の米雇用指標を受けて米連邦準備理事会(FRB) の7月利上げ観測が後退した。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の発表 がある。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が15万5092枚売り越し(前週14万 6104枚売り越し)、ユーロは1099枚買い越し(同3万0158枚買い越し)、 英ポンドは10万2147枚売り越し(同10万5719枚売り越し)となった。ユー ロは手じまい売り、新規売りが出て買い越しを縮小した。 商品市場では、原油がホルムズ海峡の正常化を受けて売り優勢となり、2月27日以 来の安値67.04ドルを付けた。金は予想以下の米雇用指標を受けて下げ一服となっ た。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が11万0531枚買い越し(前 週11万4633枚買い越し)に縮小した。手じまい売りが買い戻しを上回った。ニュ ーヨーク金は19万4019枚買い越し(同18万1339枚買い越し)に拡大、ニュ ーヨーク・プラチナは1万5001枚買い越し(同1万5095枚買い越し)に縮小し た。金は新規買い、買い戻しが入り、プラチナは新規売りが新規買いを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが6万4177枚買い越し(前週5万8333 枚買い越し)に拡大、大豆は7万6627枚買い越し(同10万0844枚買い越し) に縮小した。コーンは買い戻しが手じまい売りを上回り、大豆は手じまい売りが買い戻 しを上回った。前週のコーンは、予想以下の四半期在庫を受けて買い優勢となった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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