株価指数先物【寄り前】 6万円固めを意識した押し目狙いのロング対応

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 60140 +420 (+0.70%)
TOPIX先物 3714.5 -1.0 (-0.02%)
シカゴ日経平均先物 60045 +325
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 24日の米国市場は、NYダウが下落した一方で、 S&P500、ナスダックは上昇。S&P500とナスダックは史上最高値を更新した。米国とイランの戦闘終結に向けた協議への期待に加え、決算が評価されたインテルが23%高となったほか、アドバンスト・マイクロ・デバイセズとクアルコムの上昇率も10%を超えるなど、半導体やAI(人工知能)関連株への物色が強まった。フィラデルフィア半導体株(SOX)指数は4%を超える上昇で18連騰を達成し、連日で史上最高値を更新。

 S&P500業種別指数は半導体・同製造装置、小売、ソフトウエア・サービスの上昇が目立った一方で、電気通信サービス、医薬品・バイオテクノロジー、保険が軟調。NYダウ構成銘柄ではエヌビディア、アマゾン・ドット・コム、セールスフォース、プロクター・アンド・ギャンブル、マイクロソフトが堅調。半面、メルク、ベライゾン・コミュニケーションズ、ウォルマート、トラベラーズ、アメリカン・エキスプレスの弱さが目立った。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比325円高の6万0045円だった。24日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは日中比40円高の5万9760円で始まった。開始直後に5万9420円まで売られた後は、ロング優勢となり6万円台を回復。米国市場の取引開始後に5万9640円まで軟化する場面もみられたが、中盤にかけて再びロングが強まり、6万0140円まで上げ幅を広げた。終盤にかけては5万9940円~6万0140円辺りで保ち合い、日中比420円高の6万0140円とナイトセッションの高値で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まろう。ただ、今週からゴールデンウィークに突入するため、積極的にはポジションを傾けにくい状況であろう。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(5万8950円)と+2σ(6万1920円)とのレンジを継続するなかで、まずは6万円台を固めてくる動きを見極め、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 イラン情勢については、米国とイランによる戦闘終結に向けた協議再開が見通せないなかで、引き続き相場の波乱要因にはなりやすいだろう。米国とイランの直接協議が実現するめどは全く立っていない情勢であり、関連する報道を受けた原油相場の動向を警戒することになりそうである。ただし、日経225先物は前週の上昇で2月28日の米国・イスラエルのイランへの攻撃により下落した分を上回ってきた。

 物色対象の広がりは期待しにくい状況であり、東証プライムの値下がり銘柄数が過半数を占める場面もあるだろう。そのなかで、引き続き指数インパクトの大きい半導体やAI関連株に資金が集中する形になりそうだ。そのため、日経225先物は6万円固めを意識しつつ、オプション権利行使価格の5万9000円から6万1000円のレンジを想定する。

 24日の米VIX指数は18.71(23日は19.31)に低下した。200日移動平均線(18.27)と75日線(20.75)とのボトム圏でのレンジを続けている。方向性としては1月22日の15.27や昨年12月24日につけた13.47が射程に入っており、リスク選好に向かわせそうだ。

 先週末のNT倍率は先物中心限月で16.07倍(23日は15.91倍)に上昇した。SOXが連日で史上最高値を更新するなかで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株のリバウンドが日経平均型を牽引。一方で、イラン情勢の不透明感から全体としては慎重姿勢であり、相対的に日経平均型優位の状況が続きそうだ。上向きで推移する+2σ(16.07倍)に沿ったトレンドを形成しており、NTロングでのスプレッド狙いが入りやすいだろう。




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