【本日の見通し】FOMCにらむ展開続く

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 FOMCでの大幅利下げ期待はさらに後退。
ECBの9月の緩和が濃厚となり、金利差縮小見込みが後退していることで
ユーロ売りドル買いが入っていることもあり、
ドルは基本的にしっかりとなりそう。

 市場の予想は0.25%の利下げでコンセンサスがまとまる勢い。
もっとも今日の米第2四半期GDP次第ではもう一波乱ありそうで
注意は必要。
前期は+3.1%とかなり好結果だった米GDPであるが
在庫投資と輸出拡大がメインで内需はかなり弱いものであった。
内需の弱さが在庫の積み上げにつながったとすると
(在庫拡大は景気拡大期の生産増加と景気鈍化期の需要減少どちらでも起きる)
第2四半期は反動が出ているとみられる。
また輸出増は第2四半期に強まった通商摩擦関連での規制回避での前倒し輸出分で
こちらも反動が見込まれる。
こうした反動分は読みにくさもあり予想を超える弱い数字も十分にありそう。
予想自体が前期比年率+1.8%とかなり低めだがそれ以上の可能性も。
その場合0.50%の利下げ見通しが復活する可能性も意識。

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