ポンドは買い戻し ジョンソン新首相は改めて合意なき離脱にも言及=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤に入ってポンドドルは1.25ドル手前での推移となっている。対ユーロを中心にポンドは買い戻しが優勢となっている。特にポンド買いの材料は見当たらないが、この日発表のユーロ圏のPMIが弱い内容となったことや、明日のECB理事会を控えて、ユーロの上値が重いことが
ポンドをサポートしているようだ。

 きょうは保守党党首選に勝利したジョンソン氏が新首相に就任している。早速、内閣改造に着手しており、財務相にはジャビド氏、外相にはラーブ氏を指名している。

 首相はEU離脱に関して、「10月31日に離脱する。“たられば”はない」と述べていた。また、条件の再交渉か合意なき離脱と言明しており、合意なき離脱が唯一の道ならばそれに向け準備を進めるとしている。

 きょうはポンドの買い戻しが出ているが、市場は「合意なき離脱」のリスクを意識しつつ、10月末の期限に向かって行くものと見られる。

GBP/USD 1.2477 GBP/JPY 135.02 EUR/GBP 0.8926

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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