ドル円、イベントにらみの中、２１日線を維持できるか注目＝ＮＹ為替

　一連の経済指標の発表を通過して、ドル円は１０８円台前半での推移となっている。きょうはドル買いが優勢となっており、ドル円も買い戻しが出ている。１０８円ちょうど付近に来ている２１日線を回復してきており維持できるか注目される展開。

　今週のＥＣＢ理事会をにらんでユーロが対ドルで下落しており、それに伴うドル買いの動きがドル円にも波及しているようだ。今月末のＦＯＭＣで０．５％の大幅利下げまではないとの見方も引き続きドル円をサポート。株式市場が底堅く推移していることも、センチメントを維持しているものと思われる。

　ただ、１０８円台の上値を積極的に試す動きまでは出ていない。ＥＣＢ理事会やＦＯＭＣと伴に、来週は米中閣僚級協議なども予定されており、今月の一連のイベントの結果を待ちたい雰囲気も強いようだ。

USD/JPY　108.07

minkabu PRESS編集部　野沢卓美

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