ポンドの下落が目立っているが、ポンドには重石が多い。英国は経済成長の鈍化と税収の低迷に直面しており、財政に圧力がかかっているとエコノミストが指摘している。先週発表の4月の英公共部門純借入額は243億ポンドに増加し、前年比で25%増加した。借入コストが高止まりしているため、英財政状況は悪化する可能性がある。 また、英国の政治危機でポンドのリスクプレミアムが拡大する可能性も指摘されている。アナリストは、ポンドのリスクプレミアムは英国の政治的不確実性を背景に拡大する余地が十分にあると指摘。スポット市場では現在、あまり織り込まれていないという。 同アナリストは「小さな亀裂を除けば、ポンドはこれまでのところ、政治危機にほとんど反応していない。その代わり、投資家の懸念はオプション市場に反映されており、トレーダーらは政治的混乱がポンド下落の可能性に備えている」という。スターマー首相が年内に起こり得る党首選で敗北した場合、ポンドのスポット価格は下落しやすい状況にあるとも述べている。 GBP/USD 1.3447 GBP/JPY 214.21 EUR/GBP 0.8647 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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