【本日の見通し】ドル全面高の流れが続くか 注目された先週末の5月米雇用統計は、かなりしっかりした伸びとなった。ドル円は160.34円までドル高が強まる展開となった。非農業部門雇用者数が、予想の前月比+9万人を大きく上回る17.2万人となり、3月分、4月分も大きく上方修正された。3カ月連続での非農業部門雇用者数の高い伸びを受けて、米雇用市場の回復傾向がはっきりしたことで、ドル買いの動きが広がった。 米FRBによる年内利上げの期待が強まる状況となっており、ドル円は堅調な動きが見込まれる。 週末にはイランがイスラエルを攻撃。イスラエルが7日に停戦合意後初めてベイルートを攻撃したことを受けた報復措置。この攻撃を受けてリスク警戒感が高まったこともドル買いの流れにつながるとみられる。 ドル円は今年最初の介入が入ったとみられる4月30日の高値160.72円がターゲットとなる。同水準を超える2024年に付けた直近の高値161.95円が意識される。 ユーロドルは米雇用統計を受けて1.1640ドル台から1.1518ドルまで大きくドル高ユーロ安となり、週明けは中東情勢を受けたドル高もあって1.1506ドルまでさらに下げた。この後もドル高優勢の展開が見込まれ、1.1500ドルトライとなる可能性もありそう。 ユーロ円は先週末に対ドルでのユーロ売りに186円台から184.50円台まで下げ、週明け184.30円まで下げ幅を拡大。リスク警戒の円買いも重石となっており、戻りの鈍い展開が見込まれる。ドル円がしっかりしているため、184.00円トライには少し慎重ながらも、対ドルでのユーロ売りがもう一段加速する可能性があるだけに要注意。 ポンドドルはユーロドル同様に先週末のドル高で大きく下げた。1.3480ドル台から1.3330ドル近くまで下げたあと、週明けのドル高で1.3316ドルを付けている。この後も戻りの鈍い展開が見込まれる。ごく短期的には1.3350/60が重くなる可能性がありそう。 ポンド円は先週末215.60円台を付けた後、213.53円まで大きく下げた。週明けは213.39円までさらに下げている。ユーロ円同様に戻りの重い展開が見込まれ、下方向を意識する展開となりそう。 MINKABUPRESS 山岡
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