【これからの見通し】日銀利上げは無難に通過、内田会見後は米FOMC待ちの態勢へ 本日は日銀が市場予想通りの利上げを発表した。国債買い入れに関しても予想通りの内容。日経平均は発表後に初の7万円台を記録したが、さすがに軽く利益確定売りが入っている。このあと日本時間午後3時30分から、内田・日銀副総裁(植田総裁入院のため代行)の会見で利上げの論拠について説明される予定。 豪中銀は政策金利を予想通り据え置いた。豪中銀総裁は「本日の決定はさらなる引き締めを排除するものではない」と指摘している。ただ、豪ドル相場は総じて反応薄となっている。 本日は全般にややドル高方向に傾斜しており、クロス円を中心に円相場はやや円高方向の動きを示している。ただ、前日の値動きに対する調整の範疇にとどまっており、新たなドル高や円高の材料が出ているわけではない。まずは、中東情勢の鎮静化や日銀イベントを通過しての、短期ポジション調整の面が強いようだ。 次のイベントとしては日本時間18日午前3時の米FOMC政策金利発表が予定されている。メンバーの金利予想や、新たに議長に就任したケビン・ウォーシュ氏の会見待ちとなる。イベントの狭間で、この後の海外市場では株式市場を中心とした自律的な調整の動きや為替オプションなどの影響が見られそうだ。 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツZEW景況感指数(6月)、ブラジル小売売上高(4月)、米輸入物価指数(5月)、米輸出物価指数(5月)、米住宅着工件数(5月)、カナダ国際証券取扱高(4月)などが予定されている。ドイツZEW景況感指数は-5.5と前回の-10.2からやや改善見通しだが、依然としてマイナス圏に留まる予想となっている。米輸入物価指数は前月比+1.0%(前回+1.9%)と鈍化予想も、前年比は+5.7%(前回+4.2%)と伸びが加速する見込みとなっている。 発言イベント関連では、 このあと内田日銀副総裁の記者会見が控えているほか、エスクリバ・スペイン中銀総裁、レーンECBチーフエコノミスト、スレイペン・オランダ中銀総裁などの講演やイベント出席が予定されている。また、米20年債入札(130億ドル)が実施される。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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