ポンドは下値模索が続く 第2四半期の英GDPはマイナス成長との見方も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル買い戻しの流れが続く中で、ポンドドルは下値模索が続いている。ストップを巻き込んで一時1.2440ドル付近まで下落し、2017年4月以来の安値を更新した。ポンドは対円、ユーロでも下落しており独歩安の様相。

 市場では第2四半期の英GDPは恐らくマイナス成長に陥るとの見方が強まっている。第1四半期がEU離脱に備えた企業の在庫積み上げで予想以上の成長になったが、その反動が出ると見ているようだ。マイナス成長ならば2012年第2四半期以来。

 先週のカーニー英中銀総裁の講演以来、英中銀の利下げ期待が高まっている。これまで英中銀はEU離脱の混迷にもかかわらず、ファンダメンタルズには自信を示していた。ただ、同総裁の講演を受けて、次回8月1日に予定されている金融政策委員会(MPC)では利下げの可能性を打ち出すのではとも見られている。

 先週発表になっていたPMIのデータは弱い内容が相次いでいたが、明日は5月の月次GDPや鉱工業生産の発表が予定されており注目される。

GBP/USD 1.2463 GBP/JPY 135.58 EUR/GBP 0.8994

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。