【本日の見通し】ドル高円安基調の継続と介入警戒感 昨日の市場でドル円は161.81円まで上昇した。2024年7月に付けた直近の高値161.95円に迫る動きとなった。同水準を超えると、1986年12月以来約39年半ぶりの高値となる。 今週の米FOMCを受けて米国の利上げ期待が広がっている。日銀も利上げを行ったが、元々金利差が大きいうえ、米国も今後利上げを実施してくると、金利差を狙った円キャリー取引によるドル買い円売りが止まらないとみられ、ドル高円安の意識が強まっている。 直近高値に近づいたことで、介入への警戒感が強まっており、実際昨日も介入かどうかは定かではないが161円台後半から161円割れまで急落する場面が見られた。今日はジューンティーンスで米国市場が休場となっており、取引参加者が少ない中で、介入を実施することで動きが大きくなる可能性もあるため、注意が必要だ。 ただ、前回4月30日に最初に行われたとみられるドル売り円買い介入では、いったん下げた後に、さらに押し下げるような積極的なドル売りを仕掛ける介入が見られず、行き過ぎた動きを調整する形での介入に終始していた印象がある。この形では、日米金利差を受けたドル買い円売りの流れを止めることは難しい。下がったところでは買いが出る展開が見込まれる。 介入もしくはレートチェックのような動きがなければ、ドル円は堅調な地合いの維持が見込まれる。ただ、ポイントとなる161.95円を超えきれるかは少し微妙な情勢とみている。米国勢不在で取引が閑散となるようだと、161円台後半での売りが今日に関しては上値を抑える可能性がある。ただ、来週以降の上値トライの可能性が高いだけに、下がるとすぐに買いが出る展開となりそう。 ユーロドルは1.1460ドル前後での推移、海外市場ではドル高を受けて1.1451ドルを付けた。その後も安値圏でのもみ合いが続いている。これまでサポートとなっていた1.1500ドルが上値抵抗水準になるようだと、もう一段の下げがありそう。 ユーロ円はドル主導で不安定な動き。ドル円の上昇の勢いが強まったことで海外市場で185.37円まで上昇したものの、その後のドル円の急落もあって184円台へ値を落としている。この後もドル主導が見込まれるだけに不安定な動きとなりそう。ハイテク株の堅調さが継続しており、株高などを受けたリスク選好の円売りが継続すると、下がったところでは買いが入る展開が見込まれる。 ポンドドルはドル高の中、一時1.31台を付ける展開。朝も1.3200ドル台と上値の重い展開が続く。昨日の英中銀は市場予想通りの政策金利据え置きとなった。投票の7対2も予想通り。ただ、据え置きの7名に利上げに向けた姿勢があまり強くみられず、当面の据え置き期待が広がっていることは、ECBが先週利上げし、米FOMCが今後の利上げ姿勢を強める中でポンドの重石となる。上値の重い展開が続きそう。 ポンド円はユーロ円同様にドル主導で不安定な動き。ユーロドル以上にポンドドルの重さが見られる分、ポンド円も上値では売りが出そうだが、ドル円の動き次第の面があり、積極的な上値追いにはつながりにくい。 MINKABUPRESS 山岡
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