■今週の相場ポイント 1.日経平均は大幅反発、初の7万円乗せ 2.米イラン覚書合意、買い安心感広がる 3.日銀が利上げ、国債購入の減額停止も 4.フジクラ株がストップ高、上方修正で 5.キオクシア10万円突破、AIラリー続く ■週間 市場概況 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比5230円(7.9%)高の7万1250円と、2週ぶりに大幅上昇した。 今週はようやく中東和平への道筋が見え始め、リスク選好ムードが強まった。日米中銀の金融政策決定会合をこなし、全体相場は力強く上昇。AIラリーが加速し、引き続き半導体関連など主力どころの銘柄に投資資金が集中した。 週明け15日(月)の日経平均は急伸。約1週間半ぶりに最高値を更新した。米国とイランが停戦合意したと伝わり、先物を絡めた買いが流入。AI・半導体関連株のほか、建設株や空運株に物色が向かった。16日(火)は小幅高。この日、日銀が金融政策決定会合の結果を発表し、追加利上げと国債買い入れ減額の停止を決めた。事前の観測報道通りでサプライズ感はなく、発表後はイベント通過による買い安心感が広がった。日経平均は7万円台に乗せる場面があった。17日(水)は朝安後に切り返す展開。前日の米半導体株安の流れを引き継いだが、底堅さを発揮し、プラス転換して取引を終えた。この日も日経平均は一時7万円台に乗せた。なおも株高基調が続き、18日(木)も上昇。米国とイランが停戦の覚書に正式署名したと伝わり、リスクオンの地合いに。前日のFOMC結果発表とウォーシュ議長の記者会見を受けた米株安の影響は限られた。日経平均は終値で初の7万円台に乗せた。19日(金)も値上がりし、これで日経平均は7連騰。朝高後マイナスに沈む場面もあったが、リバランスに絡んだ売買で大引けはプラス圏に顔を出して着地した。米国とイランの覚書に基づく対面協議が延期されたと伝わり、中東和平期待にやや不透明感が漂った。個別では通期見通しを上方修正したフジクラ <5803> [東証P]がストップ高となり、他の電線株にも物色が波及した。キオクシアホールディングス <285A> [東証P]は10万円の大台を突破した。 ■来週のポイント 来週は第一に米イラン間の停戦合意が履行されるかを見極めたい。イスラエルのレバノン攻撃によってイランが合意を破棄するような動きに出れば、市場には冷や水となるだろう。逆に言えばそれ以外に不安要素は見当たらず、日経平均は更なる高みを目指すことも視野に入れたい。 重要イベントとしては、国内では特になし。海外では22日に発表される中国6月最優遇貸出金利、24日に発表される米国5月新築住宅販売件数、25日に発表される米国5月の個人所得と個人消費支出に注視が必要だろう。 ■日々の動き(6月15日~6月19日) 【↑】 6月15日(月)―― 3連騰、イラン和平合意で最高値更新 日経平均 69317.50( +3297.46、+4.99) 売買高24億4308万株 売買代金 11兆4601億円 【↑】 6月16日(火)―― 4日続伸、日銀利上げも想定内で一時7万円台 日経平均 69404.50( +87.00、+0.13) 売買高22億8101万株 売買代金 11兆9079億円 【↑】 6月17日(水)―― 5日続伸、地政学リスク後退で連日最高値 日経平均 69902.25( +497.75、+0.72) 売買高21億1655万株 売買代金 10兆4130億円 【↑】 6月18日(木)―― 6日続伸、リスク選好継続で初の7万円台 日経平均 71053.49( +1151.24、+1.65) 売買高23億4240万株 売買代金 11兆8691億円 【↑】 6月19日(金)―― 7日続伸、半導体関連が買われ連日最高値 日経平均 71250.06( +196.57、+0.28) 売買高31億5419万株 売買代金 14兆609億円 ■セクター・トレンド (1)全33業種中、22業種が上昇 (2)AIデータセンター関連買われJX金属 <5016> など非鉄が値上がり率トップ (3)村田製 <6981> など電機、三菱重 <7011> など機械、タムロン <7740> など精密機器といった輸出株も高い (4)オリックス <8591> などその他金融、みずほFG <8411> など銀行、野村 <8604> など証券といった金融株も上昇 (5)内需株は関電工 <1942> など建設、SBG <9984> など情報通信、味の素 <2802> など食料品が買われた (6)値下がり率トップは商船三井 <9104> など海運 ■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数) 1(1) 半導体 2(3) 宇宙開発 3(8) 半導体製造装置 4(4) 人工知能 5(2) 量子コンピューター ※カッコは前週の順位 株探ニュース
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