前週は70ドル台中盤まで値下がりし、3月3日以来の安値を更新した。6月14日 に米国とイランが和平合意に達したことで、原油相場は急落している。ホルムズ海峡の 開放期待を織り込む展開になった。イラン情勢を巡ってはまだ混乱も続いているが、最 悪の状態を脱したとの安心感が広がった。湾岸諸国が本格的な輸出を再開できる環境に なるとの見方が原油相場の値下がりに直結した。 今週も上値が重い展開になるが、徐々に値動きは限定される見通し。イラン情勢次第 だが、ホルムズ海峡を通過する原油が増えるとの見方が維持されると、瞬間的に70ド ル割れを試す可能性もある。投機筋の買いポジション整理がさらに進む余地がある。た だし、既に戦争勃発直後の値位置に近づいており、和平合意を受けての初期の売りが一 巡すると、徐々に下値を固める展開に移行する見通し。イラン情勢に大きな混乱がみら れると、80ドル水準まで切り返すリスクは残す。 予想レンジは68〜85ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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