米雇用統計発表控えてドル高方向に調整、ドル円108円台乗せ=ロンドン為替概況 5日のロンドン市場は、ドル買いが優勢。米雇用統計の発表を控えて、米債利回りの上昇とともにドルが買われている。短期筋が強めの米雇用統計結果に備えてポジション調整を行っているもよう。欧州株は利益確保の動きから小安く推移しているが、米10年債利回りは1.94%台から1.96%台へと上昇している。ドル円は107円台後半からじり高となり一時108.07レベルまで上昇。ユーロドルは1.12台後半から1.1256レベルまで軟化。ポンドドルは1.25台後半から1.2550割れ水準へと下落。クロス円は比較的小動きだが、欧州株安もあって上値は重め。ユーロ円121円台後半、ポンド円135円台後半から半ばでの取引。ドイツ製造業受注が下振れしたことや、大手独銀がECBが7月理事会で中銀預金金利を0.2%引き下げると予想したこともユーロの上値を重くした。ポンドにとってはジョンソン前英外相が10月31日までに合意なき離脱の準備は可能としたことが売りを誘った。 ドル円は108円近辺での取引。107.80台からじり高の動きを示し、108.07レベルに本日高値を更新した。欧州株は小安く推移しているものの、米債利回りが上昇しており、米雇用統計発表を控えてポジション調整的な動きとなっている。 ユーロドルは1.12台後半での取引。1.1280近辺での揉み合いを下放れると、1.1256レベルまで安値を広げた。ユーロ円は121.60-76レンジでの揉み合い。対ポンドではやや買われている。ドイツ製造業受注が下振れしたことや、大手独銀がECBが7月理事会で中銀預金金利を0.2%引き下げると予想したこともユーロの上値を重くした面があった。ただ、米雇用統計を控えて値動きは限定的。 ポンドドルは1.25台半ばでの取引。1.2580近辺での揉み合いを下放れると、安値を1.2541レベルまで広げた。ポンド円は135.85近辺まで買われていたが、次第に売りが優勢となり、安値を135.49レベルに広げた。ユーロポンドは買いが優勢で、0.89台後半で底堅く推移している。ジョンソン前英外相が10月31日までに合意なき離脱の準備は可能としたことが売りを誘ったもよう。米雇用統計発表前で動きにくさはあるものの、各主要通貨に対してポンド売りが優勢だった。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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