[本日の見通し]石油=下落も、楽観論と警戒感が共存

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年11月限は下落。夜間取引の安値を下回り、6万
9020円まで下げ幅を拡大。
 米国とイランの協議が前進したと見られていることが相場を圧迫している。ただ、覚
書の第1項であるレバノン停戦は実現していないうえ、イスラエルがレバノン撤退を拒
否しており、交渉の見通しは不透明だ。第1項の実現は後回しにして、実行可能な合意
から達成していく方針なのだろうか。
 イスラエルのネタニヤフ首相やカッツ国防相の発言からすると、イスラエルはすぐに
でもイランを再攻撃することを望んでいる。米国とイランの覚書について、イスラエル
が納得できる部分は見当たらず、武力衝突しか選択肢は見当たらない。原油相場は軟調
だが、中東情勢について楽観論と警戒感が共存しており、気の抜けない局面が続きそう
だ。バンス副大統領が指摘するように、覚書の締結が石油在庫を補充するためなら、な
おさらである。
 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比0.63ドル安の67.95ドルで推
移。本日これまでのレンジは67.72〜68.17ドル。
 原油11月限の予想レンジは6万8600円から6万9600円、ガソリン先限は
9万0000円から10万0000円、灯油先限は10万0000円から11万
0000円。
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