きょうの為替市場、NY時間に入ってドル安が優勢となっており、ドル円は162円台前半に値を落としている。先ほど発表の6月の米生産者物価指数(PPI)が前日のCPI同様に予想を下回り、インフレ鈍化を示す内容となった。短期金融市場では、今月のFOMCでの利上げの可能性はほぼ無くなっている状況。 ただ、イラン情勢が依然として緊迫化しており、ドルを下支えしている。米軍はイランへの追加攻撃の実施を発表。先ほど一旦終了したようだが、引き続きイラン情勢は緊迫化しており、本日も原油相場は上昇。 一連のインフレ指標を受けて、FRBがここ数日懸念されていたほど積極的な利上げを行う必要はないとの見方が強まっている。ただ、短期金融市場では年内1回以上の利上げはなお織り込まれている状況。 一部からは、「エネルギー価格の影響がインフレ鈍化に大きく寄与したことは事実だが、物価の伸び鈍化は幅広い品目に及んでおり、投資家にとって安心材料となった。しかし、FRBや米経済が安心できる状況になったわけではない。インフレは依然として絶対水準では高く、足元で原油価格は再び上昇基調にあり、さらにAIは現時点で非常にインフレを助長する要因となっている」とのコメントも聞かれる。 本日もこのあとウォーシュ議長による、今度は上院での議会証言が予定されている。議長は前日の証言で、物価安定への取り組みを維持する姿勢を改めて強調していたが、同様の内容になるものと見られている。 日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は162円に観測されている。 15日(水) 162.00(8.6億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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