金・銀午前=金は反発、米FOMC後のドル安も米軍がイラン空爆

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金は反発。ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、米軍の
イラン空爆でドル安が一服したことに上値を抑えられたが、押し目は買われた。銀は出
来ず。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が182〜254円高、金ミニが
20.0〜325.0円高、ゴールドスポットが624円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が8934枚、金ミニが7649枚、ゴールドス
ポットが53枚、銀が0枚。
【NY金は米FOMC後のドル安が支援】
 金は米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安が支援要因になった。米FOMC
では9対3でフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを3.50〜3.75
%に維持することを決定した。米FOMC声明では「中東の紛争を一因とする不確実性
の高まりにもかかわらず、経済活動は堅調なペースで拡大している」とし、「エネルギ
ーを含む特定分野の価格上昇を引き起こした供給ショックを部分的に反映し、インフレ
率は委員会が目標とする2%に比べて依然、高い水準にある」とした。ウォーシュ米連
邦準備理事会(FRB)議長はFOMC後の記者会見で「インフレ率が目標を上回る状
態が5年以上続いているが、こうした状況が9週間という期間に、物価上昇のやや鈍化
が示された単月の経済指標だけで解消することはないと理解している」と述べた。ただ
10年債や30年債が上昇しており、買い一巡後は利食い売りも出て乱高下した。
 トランプ米大統領は、ヨルダンの米軍基地が攻撃されたことを受け、イランに対し極
めて厳しい報復措置を講じると表明した。イスラエル高官は、ネタニヤフ首相とトラン
プ米大統領が会談で、イランの核開発計画阻止に向け、外交や経済的圧力、武力行使を
含むあらゆる手段について協議したと明らかにした。一方、イエメンの親イラン武装組
織フーシ派は、紅海南部とアデン湾を結ぶ要衝バベルマンデブ海峡を通過する船舶から
通航料を徴収する案を検討している。
 金先限は夜間取引で2万2101円まで上昇した。米連邦公開市場委員会(FOM
C)後のドル安が支援要因になった。円相場は1ドル=163円台半ばの円高に振れ
た。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、乱高下。きのうの海外市場では、米大統領がイランを激
しく攻撃すると述べたことが圧迫要因になったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)
後のドル安を受けて急伸した。アジア市場では、朝方の4093.19ドルから、米軍
のイラン空爆を受けて上げ一服となったが、4065ドル台で押し目を買われた。
 午前11時現在、4085.51ドルで推移、銀は5842セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4042.72ドル、銀が5806セント。

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