トランプ米大統領がイランに対する攻撃計画の停止を表明したことが、原油相場の上 値を圧迫している。トランプ大統領はイランとの協議の進展を報告しており、ホルムズ 海峡の開放を条件に、攻撃を停止するとしている。しかし、イラン側からは米国との協 議そのものが否定されており、相変わらず情報が錯綜している。このため、今後も混乱 状況が続く見通しだが、比較的確かなことは、米国が追加攻撃に消極的になっているこ とだ。トランプ大統領も繰り返しイランに譲歩を迫っており、外交的な落としどころを 探る動きを活発化させている。すでに主要施設に対する攻撃が終わったこと、武器不足 が深刻化するリスク、さらにインフレ懸念から米金利上昇圧力が強くなっていることな どが、イランでの戦闘継続を難しくさせている。原油供給環境の混乱は続いているが、 原油相場を大きく押し上げることが徐々にむずかしくなっている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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