反発、来週の米中首脳会談に対する期待感で=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=54.11(+1.94 +3.72%)

 ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.94~1.97ドル高。その他の限月は0.95~1.88ドル高。

 トランプ米大統領と習近平・中国国家主席が電話会談し、来週大阪で行われるG20首脳会議で時間をかけて会談することが発表された。トランプ米大統領は「とても良い」電話会談だったとの認識を示した。米中首脳会談に先立ち、両国の交渉団は通商協議を再開する。習近平主席は「米大統領と会談し、米中の根本的な問題を協議する」と発言した。イランと米国の対立を背景に中東情勢が緊迫化していることや、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が利下げを示唆したことも支援要因。

 時間外取引で8月限は51.72ドルまで軟調に推移したが、通常取引の開始が迫ると下げ幅を消した。通常取引開始後は買いが強まり54.53ドルまで上昇した。


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