反落、景気減速による石油需要の下振れを警戒=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=51.93(-0.58 -1.10%)

 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.60~0.58ドル安。その他の限月は0.65~0.14ドル安。

 来週のG20首脳会議を控えて、米中貿易摩擦の悪化が警戒されている。米国は中国との首脳会談に前向きだが、中国側はまだ態度を明らかにしておらず、米中首脳会談がなければ通商合意もないため、米国は中国からの輸入品に対する関税を強化する見通し。6月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数は-8.6と、景気判断の分岐点であるゼロを下回り2016年以来の低水準となった。

 時間外取引で7月限は小高く推移する場面はあったが、次第に売りに押された。通常取引序盤には下げ幅を消したものの上値は重く、引けにかけては51.58ドルまで下落した。


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