【これからの見通し】米CPIでドル相場に方向性が出るのか注目

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】米CPIでドル相場に方向性が出るのか注目

 この後の海外市場では、7月米CPI(消費者物価指数)が注目材料となる。市場予想は前年比+3.4%(前回+3.5%)、コア前年比+2.5%(前回+2.6%)といずれも0.1ポイントの最小限の伸び鈍化が見込まれている。注目度の高い指標であるだけに、市場予想と結果のわずかな乖離にもドル相場が敏感に反応することが想定される。

 市場環境は、中東情勢がホルムズ海峡の開放をめぐって、米国とイランの双方から条件が要求されており、なかなか合意は見通せない状況となっている。原油先物が再び不安定に乱高下しており、今後のインフレ圧力再燃が警戒される状況となっている。

 金融当局者らも目先のインフレの伸び鈍化が示されつつも、今後については中東情勢を注視する警戒姿勢が示されている。ウォーシュFRB議長はインフレ次第では利上げの可能性があるとしている。昨日の豪中銀会合でも今後の利上げ可能性について言及していた。

 直近の米雇用統計が弱い内容となり、直後にドル売り反応が広がったが、次第にドル買い圧力に吸収された経緯もある。今回の米CPIの結果が予想を上回った場合のドル買い反応の持続性はどうか。逆に、再び弱い米指標結果となった場合に、ドル安方向への流れが再開するのかどうか。このあたりがポイントとなりそうだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、上記の米CPIが中心となるほか、インド消費者物価指数(CPI)(7月)、米MBA住宅ローン申請指数(08/01 - 08/07)、カナダ住宅建設許可(6月)、ドイツ経常収支(6月)などが予定されている。米住宅ローン金利の上昇が継続するのかどうか30年固定金利の結果を確認しておきたい。

 発言イベント関連では、米週間石油在庫統計、米10年債入札(420億ドル)などが予定されている。米主要企業決算は、セレブラス・システムズが注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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