その後、ドル円は159円ちょうど付近での推移となっている。この日発表の7月の米小売売上高が予想外の減少となったほか、ミシガン大消費者信頼感指数も予想を大きく下回ったことから、ドル安の動きが優勢となっている。ただ、円安の動きも見られ、ユーロ円やポンド円も上昇する中、ドル円も下値がサポートされている。 海外のストラテジストからは、日本政府にとっては、円高を進めるよりも「円安ではあるが、これ以上円安が進まない状態」の方が政策目標に適している可能性があるとの見方が示されている。円安を食い止めることと、日本が大幅な円高を望んでいることは別問題だという。 現在の政策目標への影響だけでなく、過去に割安だった円が急激に上昇したプラザ合意後の経験も、日本当局が大幅な円高に慎重になる理由だと述べている。 海外に投資されている日本の資金を国内へ大規模に還流させれば、長期の日本国債利回りを抑える効果が期待できるものの、日本の当局は少なくとも目先は、大規模な資産の国内還流を積極的に促すことには慎重になる可能性があるという。 円安は日本の名目GDPを押し上げ、財政運営の余地を広げるほか、企業の海外利益や海外保有資産の円換算価値を押し上げるメリットがある。このため、日本当局が望んでいるのは必ずしも大幅な円高ではなく、急速な円安を抑えながら、ある程度の円安水準を維持することではないかと見ているという。 USD/JPY 159.02 EUR/JPY 184.19 GBP/JPY 215.49 AUD/JPY 112.83 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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