CFTC大口投機資金動向(8/18時点):金・原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における8月
18日時点の大口投機家の売り越しは547万9300枚となり、前週の549万
7373枚から縮小した。取組高合計は5173万7727枚となり、前週から98万
9776枚(2.0%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.2%減、債券
合計が2.4%増、為替合計が2.3%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
0.9%増、エネルギー合計は1.1%増、金属合計は0.1%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で買い戻しが手じまい売
りを上回って売り越しを縮小、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大し
た。為替は新規買いが新規売りを上回って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米財務省が長期国債の買い戻し倍増を発表した。米国債の利回りが低下した
が、財政危機に対する懸念から利回りは再び上昇した。米財務長官は財政健全化に向け
た取り組みに着手すると表明しており、政策を確認したい。また米財務長官はイランに
対する制裁措置を24日に発表する見通しである。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が5万2893枚売り越し(前週4万2085
枚売り越し)、ユーロは5万9088枚売り越し(同6万0010枚売り越し)、英ポ
ンドは5万4573枚売り越し(同5万6221枚売り越し)となった。ユーロは買い
戻しが手じまい売りを上回って売り越しを縮小した。

 商品市場では、原油がホルムズ海峡開放の協議に進展がないことや米政権がイランに
対する制裁発動を発表する予定であることを受けて買い優勢となり、7月24日以来の
高値89.00ドルを付けた。金は米財務省が長期国債の買い戻し倍増を発表したこと
を受けて買い優勢となり、5月15日以来の高値4630.72ドルを付けた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が12万2090枚買い越し(前
週9万9196枚買い越し)に拡大した。新規買い、買い戻しが入った。ニューヨーク
金は22万2189枚買い越し(同21万7940枚買い越し)に拡大、ニューヨー
ク・プラチナは1万3039枚買い越し(同1万3540枚買い越し)に縮小した。金
は新規買いが新規売りを上回り、プラチナは新規売りが新規買いを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが30万2142枚買い越し(前週24万
4912枚買い越し)、大豆は19万0961枚買い越し(同15万9945枚買い越
し)に拡大した。コーン、、大豆ともい新規買い、買い戻しが入った。前週のコーン
は、米産地のイールド低下懸念や大口輸出成約を受けて買い優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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