円高強まる展開=東京為替概況 ドル円は海外市場に続いて円買いが優勢となった。昨日東京市場で7月末の介入後の戻り高値となる160.39円を付けた後、利益確定の売りなどに押されて159円台半ば前後を付けていたところから158.20円台まで急落。レートチェックの噂などが流れた。 その後の戻り局面では159.00円前後が重くなり、158円台後半で東京朝を迎えると、いったんはドル買い円売りが入り158.97円を付けた。しかし、NY午後と同じく159.00円前後が重くなると、その後は円買いが優勢となり、海外市場の安値を割り込んで売りが加速。午後には157.20円台まで大きく下げる展開となっている。 昨日、高田日銀委員が「利上げは毎回0.25%と必ず決まっているものではない」と0.5%利上げの可能性を示唆したことを受けて、海外勢を中心に午前に日銀の大幅利上げ期待が強まり、短期金利市場での織り込みでは0.5%利上げの期待が一時39.7%まで広がったことなどをきっかけに円買いが強まった。さすがに行き過ぎ感があることや、日本勢を中心に日銀委員の中でも超タカ派の高田委員だからこその発言との見方が広がったこともあり、その後大幅利上げ期待は10%台に落ち着いている。 GPIFの資産構成の見直し観測も円買いを誘った。GPIFは8月31日、8月21日に経営委員会を開催したことを公表した。例年8月は同委員会を開催しておらず、今回の8月開催は5年に一度の基本ポートフォリオ見直しが行われた2019年以来7年ぶりとなる。基本ポートフォリオ検証が議題の一つとなっていたことが示されており、国内債券への投資割合拡大などを含む国内投資の拡大が期待され、円買いの材料として意識されている。 また、昨日のレートチェックとみられる動きを受けて、日米当局による160円を超えるドル高円安阻止の姿勢が警戒されており、ドル円の重石となった面がある。 ユーロドルはドル円でのドル安円高を受けて少しドル安が優勢も、朝からのレンジは1.1584-1.1602ドルの18ポイントにとどまった。ポンドドルは1.3480-1.3499ドルの19ポイントレンジ。 クロス円も軒並み円買いとなった。円全面高の中でユーロ円は朝の184.00円を挟んでの推移から182.36円前後まで大きく下げた。ポンド円は214.30円台から212.04円まで下げている。 MINKABUPRESS 山岡
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