今晩の海外原油は続伸か。供給不足の長期化懸念が相場を押し上げるだろう。トラン プ米大統領が一度合意したイスラマバード覚書を再び受け入れて、イラン戦争が年内で 終わるとは思えず、ホルムズ海峡を通過するタンカーは乏しいままだろう。イラン戦争 で中東各国が軍事的・経済的に疲弊し、親イランのフーシ派が勢力を拡大していること も買い手掛かり。サウジの船舶を除き、フーシ派はバブ・エル・マンデブ海峡を開放し ているものの、サウジの支援要請に基づいてイエメン情勢に軍事介入する国があるな ら、この海峡の混乱は拡大するだろう。なお、東西パイプラインはただの的である。 米石油大手シェブロンの最高経営責任者(CEO)であるマイク・ワース氏は「価格 や供給リスクを抑えていたバッファー(緩衝材)はもう尽きた」と指摘し、エネルギー 高を抑制してきた在庫の大部分は使い果たされたとの認識を示している。商業在庫も、 供給も乏しいなか、北半球の冬場にかけて燃料危機が到来するリスクが高まっている。 米コストコのエンジンオイル販売制限は危機がすでに始まっていることを示唆するので はないか。需要が十分に減退するまでエネルギー高が続く可能性がある。ただ、米連邦 準備制度理事会(FRB)が世界を痛烈に驚かせるほどタカ派的なら、石油需要を短期 的に減退させることは可能だと思われる。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】18:00 貿易収支 2026年7月(EUROSTAT) ◆ ドイツ ◆ 【経済】18:00 景況感指数 2025年9月(ZEW) ◆ フランス ◆ 【経済】15:45 消費者物価指数 2026年8月確報(INSEE) ◆ イギリス ◆ 【経済】15:00 雇用統計 2026年8月(国立統計局) 【納会】--:-- 白糖 2026年10月限(ICE EUROPE) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:30 製造業景況指数 2026年9月(ニューヨーク連銀) 【経済】--:-- 連邦公開市場委員会(FRB) 【工業】9/16 05:30 週間石油統計(API) 【納会】--:-- ココア 2026年9月限(ICEUS) ◆ カナダ ◆ 【経済】21:30 卸売売上高 2026年7月(カナダ統計局) MINKABU PRESS
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