CFTC大口投機資金動向(10/27時点):金・原油買いが縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における10月
27日時点の大口投機家の売り越しは467万4828枚となり、前週の426万
5681枚から拡大した。取組高合計は5230万7732枚となり、前週から9万
2961枚(0.2%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.8%増、債券
合計が0.6%増、為替合計が1.7%減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
2.2%減、エネルギー合計は微増、金属合計は2.3%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で買い戻しが手じまい売
りを上回って売り越しを縮小、債券で新規売りが新規買いを上回って売り越しを拡大し
た。為替は新規買い、買い戻しが入って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きが決定された。ただイン
フレ懸念から12月は利上げが見込まれている。一方、人工知能(AI)関連企業の決
算が予想以下となり、今後の投資に対する収益に対する懸念が出てリスク回避の動きが
広がった。今週は米中間選挙が焦点である。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が10万1591枚買い越し(前週6万
9878枚買い越し)、ユーロは14万3894枚売り越し(同13万4524枚売り
越し)、英ポンドは7万9414枚売り越し(同8万0420枚売り越し)となった。
ユーロは新規売りが新規買いを上回り、売り越しを拡大した。

 商品市場では、原油が米軍が中間選挙後にイラン攻撃を再開するとの見方やフーシ派
のサウジアラビア攻撃、ホルムズ海峡でのタンカー攻撃を受けて買い優勢となった。金
は原油高や株安を受けて売り優勢となり、昨年10月以来の高値3871.97ドルを
付けた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が7万4343枚買い越し(前週
8万9325枚買い越し)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨーク
金は18万6451枚買い越し(同19万9865枚買い越し)、ニューヨーク・プラ
チナは9294枚買い越し(同1万3162枚買い越し)に縮小した。金は手じまい売
りが買い戻しを上回り、プラチナは新規売りが新規買いを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが20万1272枚買い越し(前週28万
6689枚買い越し)、大豆は20万4119枚買い越し(同24万6596枚買い越
し)に縮小した。コーンは手じまい売り、新規売りが出て、大豆は手じまい売りが買い
戻しを上回った。前週のコーンは、ハーベストプレッシャーを受けて売り優勢となっ
た。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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