NY時間の終盤に入ってドル円は157.50円近辺での推移となっている。ドル円は海外時間に入って買い戻しが優勢の展開。東京時間には一時157円台半ばまで下落する場面も見られていた。200日線が158.60円付近に来ており、前日は突破を試す展開も見られていたが、いまのところ上値抵抗も強い。ただ、157円台に入ると買いも出るようだ。 米中間選挙は民主党が上下両院で圧勝。まだ議席は全て確定していないが、議席数の差も想定以上に開く可能性も出ている。トランプ大統領も選挙結果を受け入れる姿勢を示し、民主党と協力していく考えも示した。今回の敗北の一因にイラン戦争とガソリン高、インフレにあることを暗に認めていたこともあり、市場は早期解決に向かうのではとの期待が高まっている。 原油が急落し、WTIも90ドルを大きく割り込む中、米株式市場も急騰。市場はポジティブな反応を見せており、円安の動きもドル円を下支えしていた模様。 ただ、トランプ大統領は今後、拒否権と大統領令を多用してくることも想定される。そのような中でトランプ政権は外交・内政上の目標を達成するための手段として、関税など通商政策を再び積極的に活用することも考えられる。それはドルにとって好材料にはならないとも見られている。トランプ大統領の発言とは裏腹に、今回の選挙で政治対立が一段と激化すれば、ドルは安全資産としての魅力の一部を失うとの見方もあるようだ。 なお、上下両院の議員は原則1月から任期が始まる。間が2カ月弱ある状況だが、クリスマスまでにイラン情勢に何らかの動きが出るかも警戒される。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。