アジア株 自動車など好調も全体の方向感出ず

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
東京時間18:06現在
香港ハンセン指数   30124.68(-5.19 -0.02%)
中国上海総合指数  3263.12(+9.52 +0.29%)
台湾加権指数     10997.26(+69.41 +0.64%)
韓国総合株価指数  2245.89(-2.74 -0.12%)
豪ASX200指数    6256.38(-21.07 -0.34%)
インドSENSEX30種  39275.64(休場)

17日のアジア株は、香港ハンセン指数、中国上海総合などが前日終値を挟んで振幅する展開で、大きな方向性が生じなかった。インド市場は休場。

 香港ハンセン指数は前日比プラス圏で始まるもすぐにマイナス圏に転じる展開。その後、中国の第1四半期GDPや3月の小売売上高、鉱工業生産などの好結果に、いったんはプラス圏を回復する動きも、再びマイナスに転じるなど、冴えない動きに。しかし、午後に入って再びプラス圏を回復するなど持ち直しの動き。その後は前日比終値を挟んでの振幅に。 自動車大手吉利汽車が11%を超える上昇を見せ、8か月ぶりの大幅高。中国景気の回復期待などが押し上げに。インターネットサービス大手テンセントホールディングスなどもしっかり。AIA保険、携帯大手チャイナモバイルなどが軟調。

 中国上海総合はマイナス圏でのスタートもプラス圏を回復して11時の指標発表を迎え、力強い指標結果に、2月の数字が弱かったことで広がっていた景気鈍化懸念が後退したことで若干の買い。しかし、上げ幅が限定的なものにとどまったことで、その後は売りが一転して優勢となって3240割れまで。その後は前日終値近辺まで戻してもみ合いに。午後に入っていったんは上昇が強まる展開で3275超え。不安定な振幅の中で、景気回復期待の中国買いが広がったものの、一転して前日比マイナス圏となる3250割れまで売られるなど、不安定な振幅。引けにかけては買い戻しが入る展開で、プラス圏で引けている。 電子機器受託生産世界最大手のフォックスコンが10%超の上昇となり、全体を支えた。香港ハンセン指数同様に自動車の買いも目立ち、上海汽車は6%近い上昇、公衆汽車は9%超の上昇に。ペトロチャイナ、平安保険、人寿保険、中国人民保険などが軟調。

 豪ASXは小幅安。鉱山の世界的大手BHPビリトンやリオティントなどが軟調。衣料品大手CSLなども軟調。銀行株は堅調でウェストパック、コモンウェルス銀行などがしっかり。日本ペイントからのM&A報道があった塗料メーカーデュラックスが27%高。

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