東京株式(大引け)=52円高、朝安後切り返すもTOPIXは小幅反落

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 16日の東京株式市場は、日経平均が朝安後にプラス圏に切り返し4日続伸となった。全般は利益確定売りで値を下げる銘柄も多く上値も重かった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比52円55銭高の2万2221円66銭と続伸。東証1部の売買高概算は10億5075万株、売買代金概算は2兆929億4000万円。値上がり銘柄数は698、対して値下がり銘柄数は1346、変わらずは97銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方安く始まったものの、その後は下値抵抗力を発揮する形となった。前日の米国株市場ではゴールドマン・サックスの決算を受けた株安が足を引っ張ったが、メガバンクをはじめ日本株への影響は限定的だった。日米間の貿易協議の行方を見極めたいとの思惑から買い手控えムードが漂ったものの、売り圧力も希薄ななかで海外機関投資家とみられる買いが観測され、全体相場を下支える格好となった。もっとも、日経平均は一部の値がさ株による指数押し上げ効果が反映されており、値下がり銘柄数が値上がり銘柄を大きく上回るなか、TOPIXは小幅ながらマイナス圏で着地。業種別では情報通信セクターの上げが目立つ一方、紙パルプや資源エネルギー関連が売られる地合いだった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が買われ、ファーストリテイリング<9983>も上値追い継続。NTTドコモ<9437>やKDDI<9433>など通信メガキャリアが揃って上昇した。SUMCO<3436>も堅調。RPAホールディングス<6572>が値幅制限いっぱいに買われ、千代田化工建設<6366>が商いを伴い上げ足を加速した。スペースバリューホールディングス<1448>、TOKYO BASE<3415>が値を飛ばし、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も高い。

 半面、キーエンス<6861>が軟調、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も冴えない。良品計画<7453>が大幅に値を下げたほか、かんぽ生命保険<7181>の下げも目立った。デザインワン・ジャパン<6048>、ベクトル<6058>などが大きく利食われ、イオンファンタジー<4343>の下げも目立った。オロ<3983>が急反落、enish<3667>も利益確定の売りに大幅安。

出所:minkabuPRESS 株式情報

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