NY株式12日(NY時間12:47) ダウ平均 25381.21(+328.10 +1.31%) ナスダック 7402.36(+94.46 +1.29%) CME日経平均先物 20920(大証終比:+40 +0.19%) きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。決算を無難に通過した株式市場にとって、米中貿易問題と米政府機関閉鎖が目先のリスクではあるが、きょうの市場はその懸念を緩めているようだ。 米政府機関閉鎖については、きのう米上下両院の交渉担当者が国境警備予算を巡り原則合意に達している。あとはトランプ大統領のサイン待ちではあるが、壁建設予算は盛り込まれたものの予算規模は13億7500万ドルと大統領が要望していた57億ドルには遠く及ばない。大統領はまだ正式な判断は下していないようだが、政府機関の閉鎖はないであろうと述べていた。その一方で非常事態宣言の発令には可能性を残している。 一方、米中貿易問題も楽観的で、ムニューシン米財務長官とライトハイザーUSTR代表が北京を訪問しているが、3月1日の期限までに何らかの答えが出るのではとの期待感も高まっているようだ。トランプ大統領はこれについて、習近平国家主席との会談は現時点では3月実現の計画はないとする一方、3月1日の期限延長にもオープンと述べていた。 ほぼ全面高の様相の中、ダウ平均は一時352ドル高まで上昇した。 ダウ採用銘柄はマクドナルドを除く29銘柄が上昇。キャタピラーや3M、ダウ・デュポンが上昇しているほか、メルク、インテル、ゴールドマンが堅調。 ナスダックも1%超の上昇。主力のIT・ハイテク株は揃って上昇しており指数をサポートしている。アマゾンやネットフリックス、アルファベット、マイクロソフトが上昇。一方、ギリアドやセルジーンといったバイオ株の一角が下落。 ギリアドは「ステラ4」と名づけられた、重度の肝線維症患者を対象にした同社の「セロンサーチブ」の臨床試験(第3フェーズ)で主要評価項目を達成できなかったと発表した。 化粧品のコティが大幅高。親会社である投資会社JABホールディングスが最大1500万株を公開買い付けすると発表した。買い付け価格は1株11.65ドルで、前日終値を18%上回る水準。 住宅金融ソフトウェアを手掛けるエリー・メイが大幅高。投資会社のトマ・ブラボが37億ドルで買収することで合意したと発表。 アルファベット(C) 1120.09(+25.08 +2.29%) フェイスブック 166.97(+1.18 +0.71%) ネットフリックス 355.09(+9.36 +2.71%) テスラ 314.62(+1.78 +0.57%) アマゾン 1626.83(+35.83 +2.25%) エヌビディア 150.25(+3.80 +2.59%) ツイッター 30.58(+0.35 +1.16%) ダウ採用銘柄 J&J 133.85(+1.85 +1.40%) P&G 98.83(+0.56 +0.57%) ダウ・デュポン 53.06(+1.06 +2.05%) ボーイング 409.77(+5.82 +1.44%) キャタピラー 133.14(+4.21 +3.27%) ユナイテッド 123.74(+1.02 +0.83%) ビザ 142.44(+1.64 +1.17%) ナイキ 84.70(+1.02 +1.24%) ウォルグリーン 71.67(+1.21 +1.73%) 3M 205.81(+4.90 +2.45%) エクソンモビル 74.97(+0.87 +1.18%) シェブロン 118.06(+1.11 +0.94%) コカコーラ 49.68(+0.07 +0.13%) ディズニー 109.64(+0.20 +0.18%) マクドナルド 174.24(-0.02 -0.01%) ウォルマート 96.77(+0.57 +0.60%) ホームデポ 185.89(+2.97 +1.61%) JPモルガン 102.51(+1.63 +1.61%) トラベラーズ 126.95(+1.53 +1.22%) ゴールドマン 195.22(+3.89 +2.03%) アメックス 107.04(+1.63 +1.56%) ユナイテッドヘルス 260.83(+3.69 +1.41%) IBM 135.95(+1.96 +1.47%) アップル 170.14(+0.71 +0.42%) ベライゾン 54.46(+0.41 +0.76%) マイクロソフト 107.00(+1.75 +1.66%) インテル 49.98(+1.21 +2.48%) ファイザー 41.80(+0.12 +0.27%) メルク 78.62(+1.91 +2.46%) シスコシステムズ 47.94(+0.36 +0.76%) minkabu PRESS編集部 野沢卓美
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