東京株式(前引け)=小反落、米株高と円安追い風も朝高後に値を消す

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
         5日前引けの日経平均株価は前営業日比8円39銭安の2万875円38銭と小反落。前場の東証1部の売買高概算は5億9921万株、売買代金概算は9896億3000万円。値上がり銘柄数は1402、対して値下がり銘柄数は626、変わらずは99銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は買い優勢で始まった後、戻り売りに押される展開。日経平均株価は朝高後に値を消し、前日終値近辺で弱含む動きとなった。前日の米国株市場が高かったほか、外国為替市場では1ドル=110円前後まで円安が進んだが、この追い風に乗り切れない状況となっている。企業の決算発表で下方修正の動きが目立つ展開となっており、個別株の物色意欲がやや後退している。ただし下値に対する抵抗力も発揮し、下げ幅はわずかにとどまった。値上がり銘柄数は1400強と値下がりを大きく上回っている。前場の売買代金は1兆円に届かなかった。

 個別では任天堂<7974>が売られ、ファーストリテイリング<9983>も大きく値を下げた。ソニー<6758>も強弱感対立のなかやや売りに押される展開。武田薬品工業<4502>も軟調。イビデン<4062>が値下がり率トップに売り込まれ、ケーズホールディングス<8282>も急落。半面、キーエンス<6861>が高く、村田製作所<6981>も上昇。トヨタ自動車<7203>が堅調、花王<4452>も上値追い。JCU<4975>が値上がり率トップとなり、ハウスドゥ<3457>、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>なども値を飛ばした。

出所:minkabuPRESS 株式情報
      

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