31日前引けの日経平均株価は前営業日比184円10銭高の2万740円64銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億2326万株、売買代金概算は1兆1055億9000万円。値上がり銘柄数は1620、対して値下がり銘柄数は405、変わらずは101銘柄だった。 きょう前場の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が大きく買われたことでリスク選好ムードとなったが、寄り後は戻り売り圧力が強まり日経平均は上げ幅を縮小した。それでも2万700円台前半では買い板が厚く、前引けにかけて売り物をこなした。FOMCではFRBが利上げに慎重な姿勢を示し、バランスシート縮小についても従来路線からの修正を示唆、これがポジティブに捉えられている。外国為替市場ではFOMCを受け1ドル=109円台を下回る水準で推移するなどドル安・円高に振れているが、前場取引時間中に発表された中国の経済指標は市場コンセンサスよりは強く、上海株や香港株などが堅調な動きをみせたこともあって、投資家の買い安心感につながった。東証1部全体の76%、1600超の銘柄が上昇、売買代金も1兆円を上回った。 個別では任天堂<7974>が売買代金トップで高いほか、ソフトバンクグループ<9984>も堅調。アンリツ<6754>が値を飛ばし、アドバンテスト<6857>も物色人気。資生堂<4911>も買い優勢だった。バリューコマース<2491>、ソフトブレーン<4779>がストップ高に買われ、横河ブリッジホールディングス<5911>も大きく買われた。半面、大日本住友製薬<4506>が続急落、武田薬品工業<4502>も値を下げた。サイバーエージェント<4751>が大幅下落、SCREENホールディングス<7735>の下げも目立つ。東京電力ホールディングス<9501>も大きく値を下げた。 出所:minkabuPRESS 株式情報
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