13日の東京株式市場は、リスクオン継続の地合いとなった。米株高や円安、さらに取引時間中はアジア株上昇などが好感され日経平均の上げ足を助長した。 大引けの日経平均株価は前営業日比213円44銭高の2万1816円19銭と続伸。東証1部の売買高概算は13億3279万株、売買代金概算は2兆3993億3000万円。値上がり銘柄数は1583、対して値下がり銘柄数は482、変わらずは61銘柄だった。 きょうの東京市場は、前日に日経平均が450円を超える急反騰をみせた流れを引き継ぎリスクを取る動きが優勢、2日間で上げ幅は660円強に達した。米株高に加え、取引時間中に外国為替市場で円安が進行、アジア株が総じて高かったことなども投資家心理を改善させた。その背景には中国が「中国製造2025」の見直しや米国農産物の輸入拡大などを検討しているとの観測が流れ、米中貿易摩擦問題に対する警戒感が緩和されたことがある。海外ヘッジファンドの先物へのショートカバーが裁定買いを通じ現物株市場にも浮揚力を与えた。ただ、フシ目の日経平均2万2000円近辺では戻り待ちの売り板が厚く、後場は2万1800円台でもみ合う展開に終始した。業種別では鉄鋼や海運、建設株などが強い。東証1部全体の74%の銘柄が上昇した。 個別では、武田薬品工業<4502>が売買代金トップで大きく買われたほか、ファーストリテイリング<9983>も大幅高。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も上昇した。資生堂<4911>が堅調、コマツ<6301>も上値を追った。サイバーコム<3852>、エー・アンド・デイ<7745>が値を飛ばし、アカツキ<3932>も物色人気に。東京個別指導学院<4745>、アルヒ<7198>も買いを集めた。イビデン<4062>、千代田化工建設<6366>なども高い。 半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、トヨタ自動車<7203>が冴えず、昭和電工<4004>も売られた。キーエンス<6861>、村田製作所<6981>も下値を探り、花王<4452>も安い。Hamee<3134>が急落、ダブル・スコープ<6619>、ネクステージ<3186>も大幅安。OKI<6703>の下げも目立った。 出所:minkabuPRESS 株式情報
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