一時111円割れ=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 週明け27日の市場で、ドル円は一時111円を割り込むなど、ドル安円高の動きが優勢になる局面が見られた。

 111円20銭台から急に売りが強まった格好で、目立った材料が出たというよりも、大口の売りが出たという印象の下げ方に。月末が近いことから、実需がらみの輸出の売りなどのうわさが出ていた。

 111円台を回復した後も、戻りは鈍く円高が優勢に。前週末からの上昇の流れに朝方129円60銭台を付けたユーロ円が、129円割れを示現するなど、クロス円での円買いが目立ち、ドル円の戻りを抑える格好に。 

 ユーロは対ドルでも頭が重く、1.1650台から1.1610台へ。

 週末にイタリアの首相がEU財政規律に反対
の姿勢を示したことなども重石となった。

 長期の休場明けということで注目されたトルコリラは落ち着いた動き。ややリラ買いが目立ち、ドルリラは6.0000を割り込む展開に。

minkabuPRESS編集部山岡和雅
  

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。