ドル円しっかりも、値幅は落ち着く、豪ドルは買いが目立つ=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円は111円49銭を付けるなど、ドル高円安基調が継続した。昨日の海外市場はドル高主導でのドル円の上昇となったが、東京市場は日経平均の大幅上昇などを受けて円安が主導する展開で、ユーロ円などクロス円も軒並みしっかりとなった。

 ユーロドルは対円での買いもあってしっかり。1.15ちょうど手前の買い意欲が意識され、短期筋などからのユーロ買いが入った。

 その他目立ったのは豪ドルの上昇。ターンブル首相に対する不信任が広がる中で、与党自由党は議員総会で党首選を実施。ターンブル首相は党首選に出馬せず、退陣を決めた。党首選では決選投票ののちモリソン財務相が反ターンブル派のダットン前内相を破って勝利し、次期首相に決定した。ポピュリズム的な色合いの強いダットン氏に比べ、基本的にターンブル路線を踏襲するとみられるモリソン財務相の就任は市場に安心感を与え、豪ドルの買いにつながった。

minkabuPRESS編集部山岡和雅


 

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