ダウ平均は小反落 2万4000ドルを超えると戻り売りも=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式6日(NY時間12:09)
ダウ平均   23830.03(-53.06 -0.22%)
ナスダック   8892.81(+83.69 +0.95%)
CME日経平均先物 19505(大証終比:-555 -2.85%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小反落。経済活動再開への期待から買いが先行して始まったものの、買い戻しが続いていた原油が下げに転じたことでダウ平均も伸び悩む動きが出ている。2万4000ドルが1つの節目になっているが、その水準を超えて来ると戻り売りも出るようだ。

 経済活動再開を計画している米州が増えおり、市場も期待感を高めている。トランプ大統領も経済活動再開の強い意向を示しており、新型ウイルスにより死亡者数はさらに増加すると認めうえで、「経済活動を再開しないと薬物摂取や自殺など他の要因で人々の命を犠牲にするだろう」と主張していた。

 ただ、この日発表のADP雇用統計は予想ほどではなかったものの雇用者数は2023万人の減少を示し、今週末の米雇用統計への警戒感も出ている。米国は経済活動再開に向けて動き出しており、期待感も高まっているようだが、完全回復までの道のりは予想以上に長いとの懸念もあるようだ。

 きょうはディズニーの決算が伝わっていたが、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。売上高は昨年買収した21世紀フォックスのエンターテインメント資産が要因。新型ウイルスのパンデミックで1-3月期に失われた利益は最大14億ドルになったとし、そのうち10億ドルはテーマパーク休業による影響だと説明。ただ、株価は売りが先行したものの、すぐに買い戻しが優勢となっている。

 IT・ハイテク株の買いは続いており、ナスダックは続伸。一方、エネルギーや銀行、産業株は軟調。

アルファベット(C) 1364.10(+12.99 +0.96%)
フェイスブック 210.35(+3.28 +1.58%)
ネットフリックス 433.89(+9.21 +2.17%)
テスラ 773.11(+4.90 +0.64%)
アマゾン 2334.31(+16.51 +0.71%)
エヌビディア 300.10(+6.36 +2.17%)
ツイッター 27.83(-0.25 -0.87%)

ダウ採用銘柄
J&J 149.36(-0.14 -0.09%)
P&G 114.95(-1.06 -0.91%)
ダウ・インク 32.09(-1.28 -3.84%)
ボーイング 121.74(-3.66 -2.92%) 
キャタピラー  107.41(-1.50 -1.38%) 
レイセオン  58.05(-0.95 -1.61%) 
ビザ 179.07(+0.63 +0.35%) 
ナイキ 87.95(+0.75 +0.86%)
ウォルグリーン 41.49(-0.57 -1.36%) 
3M 146.38(-1.05 -0.71%) 
エクソンモビル  44.30(-0.53 -1.18%) 
シェブロン 90.73(-2.16 -2.33%) 
コカコーラ 45.10(-0.31 -0.67%) 
ディズニー 101.36(+0.30 +0.30%) 
マクドナルド 179.39(+0.15 +0.08%) 
ウォルマート 124.48(-0.25 -0.20%)
ホームデポ 225.81(+0.20 +0.09%)
JPモルガン 90.50(-1.50 -1.63%)
トラベラーズ  95.12(-1.73 -1.79%)
ゴールドマン  176.53(-1.77 -0.99%)
アメックス 84.81(-1.93 -2.23%) 
ユナイテッドヘルス 294.87(+1.83 +0.62%)
IBM 123.19(+0.61 +0.50%)
アップル  302.72(+5.16 +1.73%)
ベライゾン 56.03(-0.48 -0.85%)
マイクロソフト  183.23(+2.47 +1.37%)
インテル 59.53(+1.11 +1.89%)
ファイザー 38.74(+0.23 +0.60%)
メルク 77.86(-0.15 -0.19%)
シスコシステムズ 41.52(+0.06 +0.14%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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