ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~20トン。8月14日の価格はキロあたり81.00~82.50バーツ、8月14日のRSS号タイ主要港9月積価格は274.0~276.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、6月30日時点7,481トン(前旬比26トン減)。

 6月下旬の入出庫は入庫885トン、出庫911トン。

◆展開予想

 OSEゴムは概ね横ばい、上海ゴムは7月の中国自動車生産・販売は輸出に支えられて減少幅は抑制されている中で週半ばに大口の買いが入り中心限月1月限は18,000元台まで上昇すると、OSEゴム中心限月は一時428.5円まで上昇するも、上海・OSE共に週後半は売りに押されて週初水準まで押し戻されている。株式は上昇、米イラン長期化懸念はあるも、米物価上昇が抑制されており利上げ観測が後退したことでリスクオン、原油は上昇もドル高は進まず貴金属も上昇、ドル円は159円台前半まで円安ドル高が進行している。

 8月14日のRSS3号1月限(中心限月)は終値420.5円、週高値428.5円、週安値417.7円。上海天然ゴム先物9月限は終値16,870、週高値17,085、週安値16,870であった。

 オファー価格は435円程で横ばい、製品価格は小幅に下落も円安進行で相殺された格好。中国国内の受渡可能在庫は14.7万トン程で横ばい、指定倉庫在庫は17.3万トン台に微増、7月下旬のOSEゴム指定倉庫在庫は3,601トンに減少、期近にショートカバーとみられる動きがあり逆鞘幅が大幅に拡大した。主要産地のタイでは天候安定化に伴ってオファーは小幅に切り下がり傾向もインドネシアの一部地域では乾燥報告も出始めており、先物市場でのRSS3・TSR20は縮小しつつも逆鞘を維持している。輸入採算面では期近の割安は解消されたが期先は割安幅が小幅に拡大しており売り妙味には欠ける状況、引続きは産地価格動向とドル円動向に注意しながら慎重に取引を進めたい。中心限月は410.0~430.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp