ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は20~30トン。9月4日の価格はキロあたり81.00~81.50バーツ、9月4日のRSS号タイ主要港10月積価格は270.0~272.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、7月30日時点6,596トン(前旬比70トン減)。

 7月下旬の入出庫は入庫1,234トン、出庫1,304トン。

◆展開予想

 OSEゴムは大幅反落、上海ゴムは中心限月が一時19,000元台を回復もその後は利益確定売りに押され反落する中、OSEゴムは週初から売りが先行し週半ば以降は急速な円高進行の影響もあって売りが加速すると中心限月は430円台を割込んで引けている。株式はまちまち、米9月利上げに対する見方が割れる中で上下に振れた格好、商品はイラン情勢緊迫化に伴い原油が大幅上昇もドル安となったことで貴金属は横ばいから小幅上昇、ドル円は日銀の年内利上げ2回観測が高まり156円台前半まで3円強円高ドル安が進行している。

 9月4日のRSS3号2月限(中心限月)は終値428.0、週高値445.8円、週安値427.1円。上海天然ゴム先物1月限は終値18,880、週高値19,035、週安値18,660であった。

 オファー価格は423円程まで大幅下落、製品の下げ幅は限定的も円高による換算押し下げ効果が大きかった。中国国内の受渡可能在庫は14.3万トン台、指定倉庫在庫は16.7万トン台で共に微減も材料視されるほどの変化はなく、OSEゴム当先の逆鞘幅は低在庫下で30.0円超まで再拡大している。主要産地の状況は先週時点と大きな変化なく、タイでは緩やかな供給増加と価格低下が進む一方、インドネシアでは乾燥に伴う供給減少が警戒されており、RSS3・TSR20はそれぞれ状況を反映した鞘付となっている。輸入採算面ではほぼ全限月で割安感が解消され、また一部限月は新規入着が期待できる水準に到達しており、現物価格・ドル円動向に加えて、限月間の鞘付にも注意しながら慎重に取引を進めたい。中心限月は420.0~440.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp