ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
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◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は20~30トン。9月10日の価格はキロあたり82.00バーツ、9月11日のRSS号タイ主要港10月積価格は277.0~279.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、7月30日時点6,596トン(前旬比70トン減)。

 7月下旬の入出庫は入庫1,234トン、出庫1,304トン。

◆展開予想

 OSEゴムは小幅反発、上海ゴムは週明けに中心限月が一時19,800元台まで急騰するも中国8月の自動車生産・販売が前年同月比でマイナスとなったこともあって上げ幅を縮小する中、OSEゴムも中心限月は一時440円台まで上昇後は円高進行を嫌気して売り優勢となると430円台前半まで上げ幅を縮小している。株式は下落、原油急騰と米超長期金利上昇がリスクオフに繋がった格好、商品はドル高が進行したこともあり貴金属は下落、ドル円は日銀の利上げターミナルレート引き上げ観測もあり154円台前半まで円高ドル安が進行している。

 9月11日のRSS3号2月限(中心限月)は終値431.0円、週高値440.9円、週安値428.0円。上海天然ゴム先物1月限は終値19,380、週高値19,725、週安値19,255であった。

 オファー価格は428円程まで反発上昇、上海ゴム高や天候不順による供給減少警戒から値段が切り上がるも円高は換算を押し下げた。中国国内の受渡可能在庫は14.3万トン台、指定倉庫在庫は16.7万トン台で共に概ね横ばい、8月下旬のOSEゴム指定倉庫在庫は2,397トンまで減少しており、OSEゴム当先の逆鞘拡大に繋がっているとみられる。主要産地ではタイ・ベトナムでは長雨、インドネシアでは乾燥による供給減少懸念が現物価格を押し上げており、RSS3・TSR20共に逆鞘化している。輸入採算面では期近割高・期先中立水準となっており、現物動向次第では新規入着が期待できるものの在庫増加転換までには時間がかかるとみられる。現物価格・ドル円動向に注意しながら慎重に取引を進めたい。中心限月は420.0~440.0円を予想する。

みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート

 

 

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このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

岡地株式会社
国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp